大人も子供もやる気を出す四段階の叱り方

マイナスのストローク

叱るには順序がある4段階の叱り方

叱るには順番があるのをご存知ですか?それは四段階に分かれています。
  1. 何に対して叱るのか対象を挙げて
  2. 叱る理由を明確にして
  3. どうすれば改善できるか?具体策を教えて(←これがなければ叱っても効果なし)
  4. プラスのストローク
の順で叱ると、やる気が湧いてきます。
がんばろうっと
  • どんなに叱る回数が多くても、
  • どんなに大声であっても、
  • どんなに言葉が汚くても構いません
ので、叱るときは、励ましや、労わり、諭(さと)し、援(たす)け、導きなどのプラスのストロークで締め括りましょう。
仮に、あなたが
「ダメだ!ダメだ!そんなんじゃダメだ!」
とディスったとします。しかし、その次に、
  • 「こういう風にやってみろ」と導いたり、
  • 「このように考えてみたらどうだ?」と諭したり、
  • 「一人だけで頑張るなよ」と援けたり、
  • 「お前ならできる」と励ましたり、
  • 「自信を持て」と勇気づけたり、
  • 「できなくてもいいじゃないか」
  • 「乗り越えたらヒーローだぞ」と肩の荷を降ろしてあげたり、
と、期待させるプラスのストロークで叱ると、一旦は悪意に受け取られても、時間が経てば、
「あの時に叱られたのは、こういうことだったのか」
と、分ってくれることがあります。
反対に、口が災いの素になるのが、マイナスのストローク。
たとえば、
  • 「お前なんか、いねえほうがマシ」と、存在を否定したり、
  • 「下らねえことしか考えられねえ奴」と、考えかたを否定したり、
  • 「お前なんかには所詮ムリ」と、才能を否定したり、
  • 「人間のクズ」と、人格を否定したり、
  • 「蛙の子は蛙だな」と、相手の家族を否定したり、
  • 「学校で何を習ってきたんだ?」と、過去を否定する
マイナスのストロークが含まれていると、逆効果どころか、禍根を残します。
叱る相手のタイプによって叱り方は変わりますが、基本的にはマイナスのストロークを封じ、プラスのストロークで締めくくり叱った後、ヤル気が沸き起こるように、ましょう。
叱る相手を、ペンなどの小物に置き換え、指人形よろしく、
「こいつには、こういう弱点がある」
と、現状を客観的に説明したあと、本人へ
「今の話を、どう思った?」
と感想を求め、客観的に考えさせる方法も有効です。身代わりの術ですね。
では、どれくらいの頻度で叱ればいいのでしょうか?
(2つ叱って8つほめるパレート法則へ続く)

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