前向きになる方法は自分のほうから誰かを何かを認めてあげること

マイナスのストローク

前向きになる方法は、自分で自分を認めてあげる

誰にも認めてもらえなかったら?自分で、自分を、認めてあげると良いでしょう。
100%ではありませんが(実質、2割くらいですが)
  • ほめるから、褒められる
  • ねぎらうから、労わられる
  • たたえるから、称えられる
  • 好意をもつから、好意を持たれる
の作用と、反作用を、経験したことがあるでしょう?

あなたがしたことのうち、善いことは20%くらい。悪いことは80%くらい、自分自身へ還ってくるようになっています。これを、ストローク・リターンの自然法則といいます。
え?
わかりにくい?では、反対に、
  • なぐったから、殴られた
  • きらったから、嫌われた
  • けなしたから、貶された
  • せめたから、責められた
  • どなったから、怒鳴られた
という嫌な思い出の一つくらい、ありますよね?言い方を変えれば
  • ほめないから、褒められない
  • 嫌うから、好かれない
  • たたえないから、称えられない
  • ねぎらわないから、労わられない
という作用と反作用です。自分で自分を

  • ほめるのも良し
  • なぐさめるのも良し
  • たたえるのも良し

このストローク・リターンの法則は、他人が原因の場合も(災いが向こうからやってくることも)ありますが、

自分が原因の場合

も、あります。たとえば、ディスる人(悪口を言う人)は、人間(他人と自分)のみディスるのではなく、花にも、音楽にも、絵にも、
  • みにくい
  • ヘタくそ
  • うるさい
  • きたない
と、ディスります(文句を言います)
なぜなら、見るもの聞くもの、すべて面白くありませんので。
  • 自分の魅力も
  • 他人の良いところも
  • 花の香しさも
  • 音の旋律も
  • 料理の美味しさも
世の中、つまんないことばかりと思っている。認められるべきは自分なのに、
  • 自分が認められているとは思えない(本当は認められているかも知れないのに)
  • それは、自分が悪いのではなく、周囲が悪い。
  • 悪いのは周りだから、他人の迷惑を考える必要など無し。
  • 周囲の迷惑に気が廻りませんから、相手の考えなど慮られません。
  • 自分さえ良ければ、他は犠牲になってもいいという利己的な考えで動く。
  • 思い通りにならなければ、論理的に考えずに、感情的に叫ぶ。
  • 口論で敵わなければ、当り散らす子供のように、暴力に訴える。
  • 不満の原因を過去に求め、ことあるごとに後悔しては、他人のせいにする。
そうして、いつしか、他人のみならず、花も、音楽も、絵も、何もかも、つまんねー!と思う。
きっと、そのように、自分の人生も否定しながら
「つまらない人生だった」
と死んでいくのでしょう。
あな恐ろしや!
まるで、小説や映画に登場する、憎まれ役みたいですね。こうして、

自分も、他人も、あれもこれも、すべて認められなくて、ディスる

のって、とっても恐ろしいことなんです。人は、ほめられたり、認められないと(ストロークに飢えると)、

嫌われてもいいから、注目を浴びよう

とします。これを、ストローク・ハンガー(ストロークの飢餓)といいます。禍々しい(まがまがしい)事件名を列挙するまでもなく、凶悪事件の殆どが、

ストロークに飢えると、ディスるようになる

というストローク・ハンガーの法則にあてはまります。DISSは、
  • 自分を殺す
  • 人を殺す
  • 戦争になる
と、「ディスるのは言葉の暴力」のページに書いてありましたね?
記憶にある方もおられましょうが、インターネット上で無視されて、ストロークに飢えた男性が、レンタカーを飛ばして、繁華街の交差点へ突っ込み、刃物を振り回して、無差別殺人したような凶悪事件を起こす事によって、世間の耳目を集め、自分を無視した連中から、認められようとするのと同じです。なぜなら、

誰かの気を引きたい

のが人間。幼稚園児や小学生が、好きな子に振り向いてもらいたいがために、わざと意地悪するのも、好きな子を振り向かせるためであって、意地悪したいからじゃありませんよね?

好きな子から、ストロークをもらえなければ、意地悪というディス・コミュニケーションで注意を引こう

とします。赤ん坊にしたって、親に振り向いてもらえなければ、ギャーギャー泣き叫んで、親の気を引こうとします。人は、

誰かに、自分自身に、認められたい生き物

ですから、認められなければ、そんな自分を嫌いになってしまいます。
ところが、マイナスにはマイナスしか返ってきません。意地悪した相手からは、
「あの人、意地悪だから、キライ」
とソッポを向かれてしまう。これじゃ

気を引きたかったのに逆効果

です。でも、仕方ありませんよね?いじわるして迷惑かけたり、泣きわめいてうるさくするディス・コミュニケーションは、味方に付いてほしい人を、味方に付けるために、赤ん坊でさえ身につけている、人間の根源的な処世術なのです。
  • あの人に認められたい。
  • 注目されたい。
  • サラリーマンなら社内に、主婦なら夫に、タレントなら世間に、認められて、注目されたい。
  • それがムリなら、もう、相手が誰でもいいから、自分の存在や価値を認めてほしい。
しかし、それが適えられそうにない時、ディスることで、注目を浴びようとします。

ディスカウントする(誰かや、何かや、自分の価値を値引く)

ことで、心の均衡を保とうとします。もちろん、どうせ気を引くなら、

ストロークのほうが良い結果になる

ことは言うまでもありませんが、
  • ストロークを送る勇気が出にくい。
  • でも、気を引きたい。
  • 注目してほしい。
しかし、どうして、ストロークする勇気が出なければ、いっそ

諦めたほうが良い

でしょう。なぜなら、そのままズルズル片思いのままでいると、
「こんなに想っているのに(怒)」
と、ディスってしまい、結果として、嫌われてしまうからです。

可愛さ余って憎さ百倍

とは、このこと。かわいいと思う気持ちが強ければ強いほど、逆に、憎いと思ってしまい、それまでの可愛さよりも、100倍、憎くなってしまう、恐るべき人間心理です。

ストーカーが典型的

ですよね?暗くて後ろ向きな行為です。これ(あきらめずに未練がましいこと)が、後ろ向きなる方法です。
  • 好きな人に嫌われたくありませんよね?
  • 認めてもらい、注目されたいですよね?
だったら、

前向きにストロークする(前向きになる)

か、諦めるか、二つに一つしかありますまい。
え?
諦めるのはイヤ?
なにをおっしゃる、あなたを中心に地球が回っているのではありませんよ?
イヤならば、残る道は一つ。

誰かへ、自分へ、何かへ、ストロークし続けること

です。それが、前向きになる方法。
ただし、ストロークしたからといって、ストロークが返ってくると期待しちゃダメですよ?
DISは100%返ってきますが、プラスのストロークは20%しか返ってきません。だから、

どんどんストロークしましょう。それが前向きになる方法

です。そして、ストロークしたそばから、

ストロークしたことを忘れるのが、前向きになる方法

です。いつまでも覚えていると、「ストロークが返って来ない…」と不満を漏らようになっちゃいますよ?ストーカーのように。

QooQ