名前を呼んで人を動かすパーソナライゼーション(personalization)

人を動かす

名前を呼んで人を動かす


ダイレクトメールの宛名を、まじまじと御覧になったことがありますか?
あなたのフルネームが書かれた宛名もあれば、「ご購入者さま」とか「ご担当者さま」といった、誰宛なのか、曖昧な宛名もあったことでしょう。

反応の差は2倍以上!

受取人の氏名を特定したダイレクトメールは、無特定の場合に比べ、開封率(封を開けて中身を見る確率)が2~3倍に伸びると言われています。
自分の名前へ宛てて届いたダイレクトメールの封は、2倍以上も開けてしまうのです。
宛名に受取人の名前が明記してあると、「その住所に住んでいる、あなた個人へ届けられたものですよ」と、暗に訴えますから「住所のみ」よりも「住所+氏名」のほうが、より「自分へ宛てたもの」との確信を深めるため、開封率が高まるというワケです。それほど、人は、

指名されると反応する

ようになっています。一方、「ご購入者さま」とか、「ご担当者さま」といった漠然とした宛名のダイレクトメールは、個人ではなく、住所へ宛てて送ったダイレクトメールであることを、人は機敏に察知します。
氏名が特定されずにいると、暗に「誰でも良いから」ということを察するため、開封率が下がるわけです。
そうしたダイレクトメールの末路は、無視。つまり、ゴミ箱へポイッ。
いかがです?
かたや、反応。かたや、無視。この違いはたった一点。相手の名前があるかどうか?だけです。
たったそれだけで、人は反応したり、無視したりするものなんですね。
氏名を宛名にする、つまり、宛名に、受取人の氏名を表記する手法を、マーケティングでは、パーソナリゼーション(personalization)といいます。
名前を特定することによって、「他の誰でもありません、あなたです」と認識させる方法です。
これは、日常生活にもおいても然り。
個人名を特定せずに呼びかける人は、「おい」とか、「お前」とか、「キミ」とか、「誰か」と呼びかけて、誰からも返事されずに、「無視してんのか?」と勝手に怒るハメになります。
個人名を特定して呼びかける人は、「佐藤さん」「鈴木くん」「太郎」「花子ちゃん」と指名することで、
「あ、自分だ」
と認識させることができます。その結果、
「なに?」
と返事が返ってくる。
芸名のようなブランドを除き、氏名とは、個々人が、
「あの人(自分)は佐藤一郎である」
と、

認識するために持っている認識記号

です。それが、名前。
まぐろだって、人間が「まぐろ」と名付けなければ、単なる魚です。
せっかく、全世界の全人類が認識記号を持っているのですから、認識しやすくするために、できるだけ氏名で呼びかけるようにしてみて下さい。
認められるには、まず認めることから。
名前で呼ぶことから始めてみましょう。反応がガラリと変わってきますよ?

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